中高と青春の"せ"の文字も無かった男が青ブタ映画を見た感想
※本ブログはネタバレを含みます。
映画未視聴、原作未読の方にはおすすめできません。
ぜひ、映画を見てからこちらのブログをご覧下さい。
※話の内容が右往左往する恐れがあるので、先に結論を言っておきます。
青ブタ映画が素晴らしいので見てください
見なきゃ人生の{(sin²θ+cos²θ)×100}%*1損しますよ!!
※タイトルではごちゃごちゃ言ってますが感想ブログです、多分
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ついにやってきた。
令和元年6月15日、僕がこの日をどれほど心待ちにしていたのか分かるだろうか
この日のために頑張り、また、この日を思い浮かべることで活力を貰っていた。
これほどまで僕が待ち望んだ"この日"とは一体なんの日だろうか。
そう、"青春ブタ野郎は夢見る少女の夢を見ない"映画上映日だ。
では、一体僕がなぜこれほどまでに待ち望んでいたのかをまず話そうと思う。
僕と青ブタ
話は遡り、去年の夏から秋にかけてのことだった。
詳しい日にちは覚えていない。
受験勉強を励んでいた僕は息抜きとしてラノベを読むことにしたのだ。アニメからもゲームからも距離を置いた僕は、ラノベを読むことだけが息抜きの手段になったのである。
平均1週間で1冊ほどのスピードで読んでいたと思う。
そこで出会ったのが青ブタだった。
世界観、登場人物、設定
全てにおいて最高傑作。
何より、セリフが心の中に響きまくる。
人生とはなにか、命とはどれほど尊いのかを感じさせてくれる。
受験勉強で疲労していた僕の心に癒しを与えてくれる。
それはまるで僕の人生の道を指し示しているようだった。
僕がこの作品にのめり込むことは必然的だったように思えたのだった。
そんな中、僕の元にあるニュースが舞い込んできたのである。
歴史的なニュースだ、誰がなんて言おうと歴史的なニュースだ。
"青春ブタ野郎は夢見る少女の夢を見ない"映画化
青ブタの6巻、7巻と言えば僕がラノベで大号泣した話ではないか
それが映画化とは一体何事なんだ。
大迫力スクリーンで見れるのか!?
あの感動を映像として見れるのか!?!?
これは、見ない訳にはいかない。
僕はこの日から青ブタの映画を楽しみにする日々を過ごしてきたのである。
そして冒頭に戻る。
ついにこの日がやってきた。
僕はじめじめした大雨とは裏腹にうきうきしながら映画館へと向かうのであった。
上映時間が迫る中、募る高揚感。
世界一長い広告が終わり、ついに始まった上映。
1時間半の上映はあっという間だった。
1時間半の間に何回涙を流しただろうか。
終始涙が僕の頬を伝うのを感じた。
この1時間半の間に僕が何を感じたのかを述べていこうと思う。
青春ブタ野郎は夢見る少女の夢を見ない感想
結論から先に言おう。
最高だ。最高傑作である。
何が最高か、詳しく見ていこう。
※本ブログでは、大学生の牧之原翔子さんを翔子さん、中学生の牧之原翔子さんを牧之原さんと読んでいます。
選択の連続
今回の映画で大きなキーワードになっているのは"選択"だろう。
咲太の選択、麻衣さんの選択、牧之原さんの選択、翔子さんの選択。
こんな言葉を聞いた事があるだろうか?
何かを選ぶことは何かを捨てることになる。
今回の映画は、この言葉を映像にしたような作品だ。
捨てるものが自分の命だったり、他の人の命だったり、それはまた大切な思い出だったりする。捨てるものはどれも大切なものだと知っている。だか、それでも捨てなければ誰かを助けることは出来ないのである。
そんな各々葛藤が涙無しでは見られなかったのである。
人が人に優しくあるために
映画に限らず、この青ブタシリーズのキーワードとなるのが"優しさ"だと思う。
原作のラノベを読んだ時もそうだったが、僕はこの映画を見たあと強く感じた。
人に優しくなりたいと。
人の苦しみを知り、人の努力を知る。
これがいかに大切かを教えてくれる作品である。
青ブタという作品を通じて、翔子さんは人生についてこう言った。
「人生って、優しくなるためにあるんだと思っています。」
「昨日の私よりも、今日の私がちょっとだけ優しい人間であればいいなと思いながら生きています。」
僕はこの言葉が好きだ。狂おしいほど好きだ。
何故かは分からない。
だが、1つ確かなことがある。
この言葉が僕にとって、人生観を変えるきっかけになったのである。
命の尊さ
この映画を語る上で大切になってくるのが"命"についてである。
明日があること、未来があること。夢があること。
これらが当然のようにあることがどれほど素敵なことなのか考えさせられる。
今自分が生きているという事の"幸せ"に気付かせてくれるのだ。
物語の帰着点
物語の終盤、この世界が未来だと自分が原因で咲太を苦しめていると知る牧之原さんは、自分と咲太が会わない世界を選ぶのだ。
自分を救うためではなく、咲太を救うため。
咲太から貰った優しさを今度は自分が返すために。
咲太は病室で牧之原さんが小学生の頃書けなかった人生スケジュールを見つける。
そこに書かれてあった言葉。
「ありがとう」と「頑張ったね」と「大好きだよ」を大切にする。
いつでも人に優しくある。
咲太は、自分が追い込まれてなお咲太のための未来を思う牧之原さんの人生スケジュールに花丸を付けるのである。
(ちなみにここ涙腺崩壊した。)
そして世界は未来から現実に戻る。
何かを思い募金をする咲太、何かを思い心臓病を持つ少女を演じる麻衣さん。
そんな2人の元、海辺で遊ぶ少女の姿があった
その姿をみて咲太は思い出す。
牧之原翔子の存在を。
咲太に名前を呼ばれ、元気に笑う牧之原さん。
無事、3人が思い出して物語は終着を迎えるのであった。
(ちなみに牧之原さんが笑うシーンで涙腺崩壊に涙腺崩壊を重ねた)
僕にとっての青ブタとは
一言で済ませよう。
中高と青春の"せ"の文字も無かった僕にとって青ブタとは青春そのものである。
涙を流し、人生観さえも左右されたこの作品を青春と呼ばずになんと呼ぼうか
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きょん (@lANAt9K5CtLUsWi) on Twitter
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