シャドバ環境デッキの変遷(STD~SFL)


みなさんこんにちは
新年度が始まり早半月が経ちました。
皆さん、新しい学校、新しい仕事など新環境には慣れたでしょうか?
ちなみに僕はまだ慣れてません。
身の周りの環境がどんどん変わっていくのが身に染みてわかってきます。

環境というものは目を離すとすぐ変わってしまいますよね。
ただそれはリアルだけの話しじゃありません。
ゲームやSNSなどもこの類に当てはまるのです。
例えば、前まで強かった新キャラが半年経てば使えないほど雑魚になってるとか言うのはよくある話です。
他にも、前まで絡んでいた人と今や全く絡まなくなったというのも環境の変化によるものでしょう。

私たちの周りを常に取り巻く環境変化ですが、今回僕はShadowverseの環境変化について焦点を当ててみたいと思います。

少し長くなるかと思われますが、最後まで読んでくだされば幸いです。

シャドウバースについて

シャドウバースの環境を知って頂くためにはまず、シャドウバースの事を知って頂かなくてはいけません。

※この記事読んでる時点でシャドウバースをプレイした事ある方が99%かと思われますが一応説明しておきます。
(読むのめんどくさい方は適当に飛ばしてください)

ShadowverseはCygamesより配信しているDTCG(デジタルトレーディングカードゲーム)です。

遊戯王MTGTCGは紙媒体のカードゲームですが、Shadowverseはそれと異なりデジタルという名の通り電子媒体のカードゲームとなっております。
簡単に言えば、スマホひとつあればカードゲームを遊べるという事ですね。
素晴らしい。

さて、そんな国内のDTCGの一角を担うのがShadowverseというゲームです。

Shadowverseでは、8つのクラスが存在し各々独自の特性を持っています。

例えば、エルフというクラスはプレイした枚数によって効果が発動するカードが、ウィッチというクラスにはスペルカードを使い強化していくスペルブーストを持ったカードが数多く存在しています。

このように8つのクラス全てに各々特徴が備わっており、様々な戦い方が楽しめます。

因みに勝利の鍵は進化の使い方です。りんごんりんごーん🎶

また、Shadowverseは大会等も目白押しです。
1番の大型大会となるのは、やはり3ヶ月周期でやって来るRAGEでしょう。
賞金400万円、決勝の舞台に上がると賞金約1億の世界大会への切符を手に入れられるのでRAGE優勝を目標にしているプレイヤーが数多く存在すると思います。

1億の夢があるShadowverseですが、現在は約1500種類のカードが存在出来ます
3ヶ月周期で追加される新カードによって、新しい環境が構築されていくのです。

2016年の6月にリリースされ、3月末に新しく追加されたパックが12弾目ということになります。
Shadowverseは12弾に至るまで何度も何度も環境を変えてきました。
今回はそんなShadowverseをローテーションフォーマットが出るまでの範囲で環境デッキを見ながら振り返ってみましょう。

Shadowverse、環境の変遷

各環境の中心デッキを3つほど掘り起こし、Shadowverseの環境を振り返っていきましょう。

※環境にあったデッキを全部上げてもキリがないので、各環境で印象に残ってるデッキを1~3つほど上げています。
ご了承ください。

  • スタンダート環境(STD)
  • ミッドレンジロイヤル

Shadowverse、最古の環境デッキ
当時、AoEがあまり存在していなかったが故に乙姫セージのコンボが凶悪でした。
序盤中盤終盤隙がないね。
ミッドレンジロイヤルが流行したことにより、ファフニールを入れたランプドラゴンや黙示録を搭載できるコントロールヴァンプが出てきましたね。


  • アグロネクロ


ラビットネクロマンサーやカースドソルジャー等の飛び道具が多く見られるこのアグロネクロですが、その中でも凶悪なのがミミココハウルというコンボです。
ケルベロスのファンファーレで手に入れられるミミとココによって6ターン目に進化権込みで11点削ることが出来ました。


  • 冥府エルフ


最初期は弱いと言われていたエルフというクラスですが、研究が進むにつれて進化を遂げていきました。
それがこちらのデッキです。
冥府への道というカードは、手札を増やすことが得意なエルフクラスのためにあったと言っても過言ではないほど噛み合っていました。
冥府エルフの特徴は、冥府プランとリノセウスプランの両方を取れることにあり、臨機応変に対応出来ることからほとんどのデッキに有利を取れることができました。
先述した乙姫には根源への回帰という100点満点への回答があり、アグロネクロ相手には上のデッキには入っていませんがフェアリービーストという回復カードまで備わっている万能ぶり。
このデッキがトップに躍りでるのは必然的だったと思います。

冥府エルフというデッキは環境に大きな変化を与え、また最後まで生き残りました。
その結果、最終的には計2枚のカードがナーフされることとなりました。


ナーフ時に話題になった言葉がこちらです。
"過剰なストレス"というパワーワード

  • STD環境まとめ

乙姫セージのミッドロイヤル、早さが勝負のアグロネクロ、2枚の犠牲者を出した冥府エルフが環境を握っていましたね。
その他にも陽光サタンとか流行ってたのも覚えています。

  • ダークネス・エボルヴ環境(DRK)


- テンポエルフ

新環境になった途端増え始めたのがこのテンポエルフです。
場を広げて盤面を取って勝つという動きに長けていたエルフです。
後攻4ターン目エルプリ進化00ティアシンシアという動きに加えて、盤面外からのダメージを0にするリザというカードは当時猛威を奮っていました。
テンポエルフの影響で当時、エンジェルバレッジというカードがどのクラスからも飛んできたのを覚えています。
大エンジェルバレッジ時代ですね。

エンジェルバレッジにより一定数に落ち着いたテンポエルフに後続して出たきたのがこちらのデッキです。

  • 疾走ビショップ


ガルラや獣姫というカードに追加により疾走ビショップというデッキが現れました。
2ターン目獣姫3ターン目教理という凄まじいパワーに加え、ガルラは謎に3点を飛ばしてくる始末。
疾走札がいくつも積まれているこのデッキは環境の最後まで居座っていました。

  • エイラビショップ、エイラセラフビショップ


エボルヴ環境を振り返る上で外せないのがこのエイラビショップです。
このデッキはさほど勝率は高くなかったものの、多くのユーザーに反感を買っていました。
それは何故でしょうか?
理由としては回復という要素にあります。
回復という要素は言葉通り体力を回復する訳ですから盤面で戦う相手からしてみると、リーサルをずらされるわけです。
回復によりリーサルをずらされるのと同時にエイラの効果により盤面が強くなっていく結果、多くのユーザーに反感を買われることになったのです。
このデッキの天敵として、盤面の除去を主とする超越がいました。
その超越に対抗すべく立ち上がったのがエイラセラフというデッキです。
8ターン目まで何も出さないことで相手の手札を除去まみれにする戦法が出てきました。

  • DRKまとめ

シャドバ初の新弾となったダークネスエボルヴ環境ですが、上3つのデッキの他にもこの環境では、翅の輝きという新しいドローソースを得た冥府エルフや、STDに猛威を奮ったミッドレンジロイヤル、レヴィの追加により除去札が増した超越等のデッキがありました。
比較的、多種多様なデッキが見れた環境だったのではないでしょうか。

  • バハムート環境(RoB)
  • ドロシーウィッチ


別名テンポウィッチ
当時使用率1位のデッキでした。
環境の最初期に出てきたのはドロシーウィッチです。
ドロシーが4ターン目に出てきて頭を抱えた人も少なくはないと思います。
実際僕も頭抱えました。
また、後攻時のレヴィルーン炎熱という悪魔のムーブは後のナーフ対象となったのです。
ルーンというカードの影響でドロシーは後攻の方が有利だと言われてました。
ドロシーからドロシーを引くドロシーチェーンは驚異的な強さを誇ってましたね。

  • OTKエルフ


当時勝率が1位のデッキでした。
当時2コストのカードのみをサーチしたミニゴブ。
このカードはエルフクラスにとってかなりの強みとなりました。
エルフクラスの特徴である低コストを沢山つむことによってアグロムーブで体力を削り、ミニゴブで確定サーチしてきたリノセウスでフィニッシュを決めるというムーブが可能になったのです。
また、デッキの名前通りリノセウスを簡単に手札に加えることが出来るため1ターンで18点出すことも出来ます。
OTKエルフの影響で何人の人がリノセウスを嫌いになったのでしょうか。
どうかリノセウスを許してやってください。

また、このデッキの影響で環境には守護を沢山積んだデッキが増えてきました。
例えば、コントロールロイヤルや陽光サタン等です。
ただ、展開次第ではこれらのデッキにも打ち勝つことが出来たためミニゴブはルーンと一緒にナーフへの道を歩いていきました。

  • RoB環境まとめ

結論から言うと前半2ヶ月はドロシーとOTKが中心的存在となっていました。
この2つに対抗しようと、アグロヴァンパイアやドラゴン、コントロールロイヤルなども見ましたがやはりドロシーとOTKのパワーは飛び抜けてました。
ドロシーに限った話で言うと、ナーフ後使用率は落ち着いたものの環境のトップには居座っていました。
また、ナーフ後の環境ではアルベール確定サーチのロイヤル等も流行りましたね。

  • 神々の騒乱(ToG)
  • ランプドラゴン


一言で言うと悪魔
当時使用率1位のデッキでした。
託宣ラハブ闘気巫女やサハバハゼルの13点パンチ、エンハンスライブラの相手の盤面更地化、エンドレスウロボロスetc…上げたらキリがないこのデッキは当時多くのプレイヤーを地獄に落としましたね。
特にゼルを絡ませたコンボは凶悪で、通常の動きを歪ませずに大打点を出せるということでナーフという審判が下りました。
また、ライブラというカードも色んなデッキを無きものにした罰として審判が下りました。
本当に思い出したくない。

  • アグロネクロ、ミッドレンジネクロ


ドラゴンと一緒に悪魔となったのがこのミッドレンジネクロです。
当時勝率1位を誇ってました。誇るな。
先攻12貴公子リーパーリーパーというムーブを止められる人はいなかったと思います。
STD環境で有名だったミミココハウルも搭載されており手札から打点を出せることからでも優位にたてたと思います。
やはり、貴公子の効果の影響で先攻の勝率がとてつもなかったこともありゼルとライブラと同時にナーフ判決が言い渡されましたね。
まじで思い出したくない。

  • ToG環境まとめ

一言で言うと、ドラゴンとネクロの2強環境でした。
ナーフ後も、依然と居座っておりささっとどっか行ってくれという思い出があります。
まじでなんだったんでしょうか。
あれは悪夢かなにかだったに違いありませんね。
ナーフ後の環境はドラゴン、ネクロに加えて復讐ヴァンパイアも出てきましたね。
ですが、やはりToGと言えばドラゴンネクロというイメージを持ってる方が多いのではないでしょうか?

  • ワンドリ環境(WLD)
  • Nヴァンプ


使用率脅威の40%越えを達成したニュートラルヴァンパイア。
トーヴゴブリーアリスのムーブは特に凶悪で、かつ、そこから繋がるバフォメット昏らき16点パンチをたたき出すまさにシャドバ界最強のデッキと言っても過言ではないでしょう。
何故トーヴは2コストにもかかわらず3/3だったのでしょうか?
知りません。
ToG環境のドラゴンネクロも大概でしたが、WLDのNヴァンパイアは頭一つ抜けてましたね。
一生帰ってこないでください。
僕達は悪夢を見ていました。

  • WLD環境まとめ

WLDと聞けばNヴァンプの悪夢を思い付く人は多いんじゃないでしょうか?
1ヶ月でナーフされたヴァンプはやはり恐怖をもたらしましたね。
ヴァンプナーフ後、他のデッキも流行りは流行ったのですが、やはりこの環境はN軸のデッキが頭一つ抜けてましたので環境の方を簡単に説明させていただきます。
8月にはミッドレンジやアグロヴァンパイア、ランプドラゴンやNウィッチ等が流行りました。
ここで初めてヘクターがナーフされましたね。
WLD最後の環境9月、ついにアリスがナーフされ、ニュートラルの悪夢が幕を閉じました。
ToG環境から解放されたと思った矢先のニュートラルの悪夢、思い出したくもありませんね。

  • 星神の伝説(SFL)
  • 原初ドラゴン


実装前はあまり評価されてなかった原初ですが、3/1/5というスタッツは飛び抜けていた模様でした。
原初が3コスだったこともあり、盤面に出しやすく、盤面を処理しながら顔を詰められるので、盤面で戦うデッキにはめっぽう強かった印象があります。
また、水龍神の巫女や闘気などの回復カードも搭載されており、このカード達のお陰でアグロにも勝て、殆どのデッキに対して有利を取っていました。
まあ、当然の如く原初はナーフされました。

  • アグロロイヤル


めちゃくちゃ早い
フルムーブされると追いつけない。
エフェメラマスクノ円卓会議というムーブが印象的ですね。進化無しでも14点飛んできます。
先攻勝率が高かったためエフェメラはナーフされました。
エフェメラナーフにより"働けってことですか?"というセリフへの回答は"お疲れ様でした"が正解となります。

  • 台湾超越


原初ドラゴン、アグロロイヤルのナーフ後に出てきたのがこの超越ウィッチです。
超越ウィッチは他の環境でもちょくちょく見ることはできましたが、この超越は飛び抜けていました。
7ターン目に超越が打てることが多々あり、ましてや6ターン目に打てることさえもありました。
超越ウィッチの最高峰のデッキだったと言えると思います。
このデッキの影響で、スタンダードパックからいる超越はSFL環境になり初めてナーフされることとなりました。

  • SFL環境まとめ

SFL環境は初旬アグロロイヤルと原初ドラゴン、中旬は超越ウィッチ+アグロデッキ、下旬は色んなデッキと言う感じで移り変わって行きました。
この環境で印象に残ってるのは、やはりhasuさんのマンモスドロシー超越ですね。
上では紹介しきれなかったので詳しくはオープンレックでRAGEのアーカイブを見て頂ければ幸いです。

  • ブログのまとめ

ようやく書き終わりました。
思い出は美化されると言いますが、美化されない思い出があってもおかしくないと思います。

2日かけて書いたので多分序盤と終盤でテンションや話し方が違ってるのはご了承ください
途中で堅苦しい話し方はしんどくなってきました。

さて、やはりこうしてみるとシャドバは色んなデッキ変遷を行っていますね。
環境というものはやはり、止まることなく常日頃と変わっていってるものだと実感しました。
これからもそうでしょう。
皆さんも環境チェックは怠らないようにしましょう!僕も頑張ります。
では、最後まで読んで下さりありがとうございましたm(_ _)m
また逢う日まで

きょん (@lANAt9K5CtLUsWi) on Twitter